フォートナム&メイソンの紅茶デビューしたいけど、どの種類がいいの?
紅茶初心者でも気軽に楽しめる本格派のティーはないの?
そんな【本格】+【美味しい】+【手軽】な紅茶を探しているあなたの悩みを解決します。
フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)は、英国を象徴する紅茶ブランド。
イギリスでこのティーブランドは有名ですが、「飲んだことがない」という声もよく聞きます。
- 【本格紅茶】といわれるフォートナム&メイソンの歴史とこだわりの製法を紹介します。
- フォートナム&メイソンの【美味しい】は英王室御用達で証明されています。
- 合理性を重んじる英国人が愛するティーバックで【手軽】にいい紅茶を飲みたい
わたしはこの紅茶をとっておきのお菓子が手に入ったときや、友人へのおもてなし、一人でゆっくり本を読みながらくつろぎたいときに飲んでいました。
では、【本格紅茶】、【美味しい】、【手軽】のわがままな条件で紅茶をさがしているあなたにぴったりなフォートナム&メイソンのおすすめ紅茶を3つ紹介します。
フォートナム&メイソンとは?
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フォートナム&メイソンは、1707年、フュー・メイソン(Hugh Mason)とウィリアム・フォートナム(William Fortnum)の二人がグロッサリーショップ(食品店)を開業したのが始まりです。
彼らは「スコッチ・エッグ」を開発して人気を博したり、郵便事業をしたりと様々な事業を展開。
ブランドが試行錯誤する中、英国貴族の間でフォートナム&メイソンの高級ハンパーが話題となり英国中に知られることになります。
英国の名作「クリスマス・キャロル」、「オリバー・ツイスト」の作者であるチャールズ・ディケンズも文中でフォートナム&メイソンについて綴っていることも有名です。
フォートナム&メイソンの紅茶を飲むということは、その歴史や逸話も含めて味わえる奥深さも味わえると私は思っています。
またブランドカラーである淡い水色の「オデニールカラー」や、18世紀のジョージ王朝時代のパッケージもなんとも美しい。
そんな深い物語をもつフォートナム&メイソンの紅茶は、実は多くの種類があり 正直選ぶのに迷います。
数多い紅茶の中から、イギリスで様々な紅茶をいただいてきたわたしが『これは、美味しい!』と感激した、フォートナム・メイソン、こだわりの紅茶3選!を紹介します。
フォートナム&メイソン/ベスト3ティー!(ティーバック)
1)フォートナム&メイソン:ロイヤルブレンドティー
1902年にエドワード7世のためにブレンドされたフォートナム&メイソンで最も有名なティーがこのロイヤルブレンドティーです。
ブレンドされているのは、セイロン(フラワリーペコ)とアッサム(モルティーアッサム・低地産)。
味わいは強く、なめらかで、はちみつのような甘みがあります。
後味はさっぱりしていますが、強い茶葉の香りはミルクティーでもストレートティーでもどちらにも合う紅茶といわれています。
これを飲まずして、フォートナム&メイソンは語れません。
2)フォートナム&メイソン:アールグレイ・クラッシック
「フォートナム&メイソンといえば、アールグレイ!」という人、わたしのまわりに多いんです。
1830年代にイギリス首相だった第二代グレイ伯爵、チャールズ・グレイに由来する紅茶。(トワイニングが作ったとされています)
イギリスでは典型的なアフタヌーンティーとされています。
ブレンドされているのは中国茶とセイロンで、刺激のあるベルガモットオイルでフレーバーをつけているのが特徴。
缶をあけたときに ふわっと香る柑橘系の香りがたまらく贅沢。
ストレートでじっくりと味わいたいティーです。
3.フォートナム&メイソン:ダージリンBOP
ダージリンは北インド、ヒマラヤ山麓2,300メートルの高地の茶園から作られます。
険しい山の斜面にあるヒマラヤの茶園は、日夜の温度差が大きいことによって生まれる深い霧が茶園を覆うように上昇します。
この霧が独特の「ダージリン・フレーバー」を生み出すといわれています。
フォートナム&メイソンのダージリンBOPは、ダージリン・ブロークン・オレンジペコのことです。
■『 ブロークンオレンジペコ(BOP)』とは?
B=Broken(細かくカットされた茶葉)
OP=Orange Pekoe(オレンジペコ:大きく、細長くよく縒られたもの)
オレンジペコは紅茶のグレード(等級)を示すもので、紅茶の茶葉の等級の一つ。
大きく、細長くよく縒られた茶葉。それを細かくカットし、紅茶の抽出がすばやく、強い風味の紅茶になります。
ダージリンは、お菓子づくりの材料としても(紅茶のケーキ、紅茶クッキーなどにアールグレイ茶葉が使われる)、甘めスィーツ、例えばチョコとの相性もいい。
この強い風味のティーは、ミルクティーで味わうのがおすすめです。
まとめ
以上、『【フォートナム&メイソン】ティーバック紅茶3選!本格・美味・手軽ならコレ!』の記事を紹介しました。
わたしのおすすめフォートナム&メイソン紅茶をまとめます。
- ロイヤルブレンドティー(ミルクティー&ストレートにGOOD)
- アールグレイ・クラッシック(ストレートで美味しい)
- ダージリンBOP(ミルクティーにGOOD)
イギリスが誇るフォートナム&メイソンの紅茶は、王室ファミリーさながらの本格的ティータイムを演出できます。
一般的なイギリス人はティーバックで気軽に一日に何回もお茶を飲んでいます。
フォートナム&メイソンが推奨するティーのティーバックタイプのティーの淹れ方は、カップにティーバックを入れ、お湯を3〜5分間淹れるだけ。ああ簡単!
忙しい現代社会において、高級ティーをティーバックで手軽に飲めるのはありがたいことです。
紅茶初心者のあたなが、この記事でおすすめする3つの紅茶の中でも迷っているのなら、迷わず『ロイヤル・ブレンドティー』にしてみましょう。
発売当初からイギリス上流界で愛飲され、今でもフォートナム&メイソンのトップセラーの紅茶がこのロイヤル・ブレンドティーなのです。
最初のフォートナム&メイソンの紅茶は、ロイヤル・ブレンドティーで間違いありません。
また、もっといろんな味をためしてみたいという人やギフトには、4種類のティー詰め合わせもおすすめ。これは飽きない!
今回は、「手軽に」、「本格的な」、「美味しい紅茶」を!という趣旨でおすすめしているため、ティーパックタイプをおすすめしています。
もちろんリーフ(茶葉)から淹れる紅茶はより贅沢な気分が味わえます。
自分の余暇に時間のあるかたは、ぜひリーフ(茶葉)タイプを選んでくださいね。
紅茶の種類についての記事も書いています。
この記事があなたのお役にたてばうれしいです。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Byアルノ